A-woodhomeブログ2024.03.10

取り入れたい間取りランキング上位常連『吹き抜け』のメリットとデメリット

こんにちは🐷A-woodhome(エーウッドホーム)の荒木です!

これから家づくりをはじめられる方、今まさに家づくりの最中で間取りの打ち合わせをされている方、そんな方々が一度は考えるであろう『吹き抜け』の存在。取り入れたい間取りランキングでも上位常連の吹き抜けですが、今回はそんな吹き抜けを採用するにあたってのメリット、デメリットをお話ししようと思います😊

吹き抜けとは、一般的には建物の1階から数階に渡って天井がなく、上下に繋がっている空間のことをいいます。下の階から見上げると天井が高く、開放的に感じるのが大きな特徴です。

≪吹き抜けのメリット≫

【メリット①】開放的で、空間を広く感じることができる

吹き抜けのメリットはなんと言ってもその開放感!天井が高いので圧迫感がなく広々とした空間になります。それに吹き抜けがあるとそれだけでオシャレなお家って感じがしますよね🙂

【メリット②】家族とのコミュニケーションが取りやすくなる

下の階と上の階の空間が繋がるため、家族の気配が感じやすくなります!LDK+吹き抜け+階段にすると家族は上の階に上がるために必ずリビングを通ることになるのでおのずと家族間のコミュニケーションが増えます🙂

【メリット③】冬でも部屋の中の明るさを確保できる

吹き抜けに窓を設けることで、太陽の位置が低くなる冬でも効率的に採光することができます😁

≪吹き抜けのデメリット≫

【デメリット②】エアコンの効率が悪くなることがある

部屋内の空間が大きくなることで、エアコンをつけても部屋が温まる(冷える)までに時間がかかり、光熱費が多くかかることになります😢

【デメリット②】上下階で温度差ができる

温かい空気は上に、冷たい空気は下に溜まることから、夏場は上階が熱くなり、冬場は下階が寒くなりやすくなります😣

【デメリット③】吹き抜け上部に設置した窓の手入れができない

結露によって吹き抜け上部の窓が汚れてしまった場合、手の届かない箇所などの手入れは難しく、業者に依頼しなければなりません😫

以上が吹き抜けのメリット・デメリットになります。吹き抜けを採用したことで部屋が寒くなったり、光熱費が高くなるのはなるべく避けたいですよね。お手入れもしやすいに越したことありません。それでは、ここから先は、前に挙げた3つのデメリットを解消する方法をお伝えします!

デメリットを解消するためには家自体の『性能』を高めること!

弊社でも採用しているSW(スーパーウォール)工法は木造軸組工法をベースに高性能パネルをプラスした高気密・高断熱・高耐震構造を可能とした高性能住宅工法です。 冷暖房や計画換気システムを組み込んで、部屋ごとの不快な温度差や空気のよどみなどを解消します。

SW工法イメージ

気密性を高めることで、家全体での隙間が少なくなり温めた(冷やした)空気が外に逃げにくくなります。加えて、断熱性を高めることで家中がまるごと魔法瓶のようになり、温めた空気は冷めにくく、上下階での温度差もほとんどありません。光熱費も一般住宅と比べるとかなり抑えることができます😁

そして窓の結露への対策ですが、弊社では、TOSTEMのTW(ペアガラス、樹脂とアルミのハイブリット)をいうサッシを標準採用しています。TWは窓自体の断熱性が高いので、冬場に室内から触れてみても冷たくありません。ですので冬に結露で水が溜まるも心配もありません。しかし、これは弊社の周辺地域(愛知県あま市)に限ってのことですので、もっと北の寒冷地となると、より断熱性の高いサッシを選ぶ必要があるでしょう。

いかがでしたでしょうか。家自体の性能を高めることで、光熱費や部屋内の温熱環境、お手入れの問題を解決することにつながります。あとは、今回はメリットで挙げた『家族とのコミュニケーションが取りやすくなる』ですが、これは人によってはデメリットにもなり得ます。家族のプライバシーを大切にしたいのなら、吹抜けの設置には慎重になったほうが良いかとも思います。間取りの打ち合わせの際には、それぞれのご家庭の生活スタイルに合わせた間取りをじっくりと考えてみてください🙂