日本の住宅は低性能?~その1~
こんにちは🐷A-woodhome(エーウッドホーム)の荒木です!
突然ですが、皆さまはわが国の一般的な住宅の断熱・気密の性能は、先進国でどのくらいの位置づけにあるかご存じでしょうか?
実は、先進国の中でダントツの最低レベルです。
例えば、日本では冬に結露が起きることが当たり前で、住まいに関する悩みで代表的なもののひとつとして挙げられると思いますが、住宅の性能に対して特に厳格な欧州では結露が起きる家自体が問題で、施工者が行政から責任を問われるほどです。それほど日本とは住宅における気密・断熱性能の要求レベルが違うんです!
先日広島でG7のサミットが行われたばかりですが、その参加国であるG7(日本、イタリア、カナダ、フランス、米国、英国、ドイツ)の中で、住宅の断熱性能が義務化されていないのは実は日本だけです…😲
同じアジア圏でもお隣の中国や韓国でも断熱性能の義務化はされています。
つまり、住宅性能において日本はかなり遅れているんです😫
わが国では現在でも20年以上も前に決められた基準を掲げています。その基準というのも欧州では違反になる国があるレベルです😨
しかも先述の通り、日本ではその基準に適合する義務もありません!
他の先進国が聞いたら笑われるレベルです。
しかし、近年の世界的な脱炭素の動きを受けて、さすがの日本も先送りし続けてきたこの義務化を2025年に施行することが決まりました。
ただし20年以上前に決められた基準に適合する義務です。
断熱性能の基準となる性能値は日本国内でも地域によって定められていますが、私たちが住む愛知県での基準となる性能値、つまり2025年から適合義務化される性能値は欧州ではもはや存在しないレベルで、中国や韓国では違法になるレベルです😫
今回は、少しショッキングな内容となりましたが、これが日本の住宅性能の現実なんです。そしてこの現実を知らずに家づくりをされている方が多いことも事実です😥😥
では…
『なぜ日本はこんなに遅れているのか?』
『他の先進国の様な断熱性能がなぜ必要なのか?』
については次回、お話ししていこうと思います😀