浴室の窓って必要?浴室窓のメリット・デメリットを解説
こんにちは🐷A-woodhome(エーウッドホーム)の荒木です!
家づくりを進めていく中、設備を決めていく際に『これは絶対に外せない!』という設備もあれば、『これってホントに要るのかな?』といった設備もあるかと思います。
わたしがお客様との仕様決めのお打合せで必ず話題に上がるのが『浴室の窓』です。
そこで今回は、私が普段お打合せで実際にお客様にお話しする、浴室に窓を設置するメリット・デメリットについてお話しするとともに、普段わたしたちが手がけている高気密・高断熱の住宅との関係性についてもご紹介していきます!
浴室窓ありのメリット
まずは浴室に窓を設置するメリットから。
大きく分けて3つ挙げられます。
・窓を開けて浴室内の換気が出来る。
・昼間は光が入るので浴室内が明るい。
・浴室の配置によっては窓からの景観も期待できる。
お客様に浴室窓を設置したい理由をお伺いするとまず初めにおっしゃるのが『換気ができる』です。入浴後に窓を開けて換気することで、浴室内の水気を乾かしたり、湿度を下げたりできますよね😀
また、単純に光を採り入れたいから浴室に窓を設置するという方も多くいらっしゃるでしょう。自然光はやはり照明の灯りとはちがい気持ちいいですしね!朝風呂をする方は特に欲しい方が多いかもしれません。
さらに、浴室と坪庭・中庭が隣接しているような間取りであれば、浴室に大きめの窓を設けることで、見晴らしの良い開放感のあるお風呂時間を楽しむことができます😄
浴室窓ありのデメリット
では、次にデメリットについてお話ししていきます。
・結露が起きやすく、掃除が面倒。
・断熱性能が落ちる。
・防犯対策が必要になる。
・窓の分のコストが増える。
浴室内の窓はもちろん、湿度や外気との温度差から結露がしやすくなります。また結露を放置しておくと当然カビが発生しますのでこまめな換気や掃除が必要となります。
また、窓があることで外気温の影響を受けやすく、冬はどうしても浴室内は冷えやすくなってしまいます😣
さらに、浴室の配置次第ではプライバシー、防犯の対策が必須になります。浴室のすぐ近くにお隣の住宅がある場合などはせっかく窓があっても開けられない、というようなことも考えられますので、高い位置に窓を設置するというような工夫も必要になります💡
浴室窓×高性能住宅
わたしは初回のプランニングの段階では基本的に浴室には窓を付けていません。
単純にコストを削減するという理由もありますが、わたしたちが普段手がけている高気密・高断熱住宅はその気密性が高い=外気の影響を受けにくいことから家の中の絶対湿度が低い、つまり乾燥しやすい特徴があります。そのため、浴室内の乾燥に窓は必要なく、むしろ浴室の入口を開けっぱなしにしておけば浴室内も乾きますし、逆に家の中の加湿器としての役割を果たしてくれます。似たような理由で、洗濯物の部屋干しもおススメです😃
もちろん、それでもお客様にとって浴室に窓を設置するメリットの方が大きければ設置しています😊
いかがでしょうか。
以上が浴室に窓を設置するメリット、デメリット、さらに高性能住宅との関係性でした😎
家づくりについてお悩みの方に少しでも参考になれば幸いです😀