A-woodhomeブログ2024.12.05

高気密住宅に石油ストーブはNGと言われる理由

非常に暑く、長かった夏が終わり
やっと秋がやってきた~!と思っていたらすぐに冬やん⛄

暖房が活躍する季節が来た🥶ということで
「高気密住宅に石油ストーブはNGと言われる理由」についてお話ししたいと思います。
高気密住宅におすすめな暖房器具も紹介しますので参考にしてみてください👍

シンプルに表現すると「隙間を極力減らした住宅」です🏡
建物の隙間を極力減らすことで屋内外の空気の出入りが減り外気の影響を受けにくくなります。

・壁内結露が発生しやすくなる

石油ストーブの熱源となっている灯油は燃焼によって水蒸気を発生させます。
1ℓの灯油を燃焼させると、同量の水蒸気が出ると言われています。

単純な私は乾燥する冬に水蒸気を出してくれるなんて
加湿器いらずでめちゃいいじゃんと思ってしまいましたが
この水蒸気が高気密の家では悪さをします😓

高気密住宅では屋外への抜け穴がほとんどないため湿気がこもり
皆さんがよく知る壁や窓回りなどの表面結露だけでなく
壁の内側にも結露が発生しやすくなってしまいます💧

壁内結露が起こると
構造上重要な柱や断熱材などにカビを生やし腐朽させ
耐震性や断熱性が落ちてしまう可能性があります。

また、カビが居室内まで侵入し健康被害をもたらすことも、、、

・一酸化炭素中毒のリスクがある

石油ストーブは室内の空気を取り込み、ガスを燃やして室内を暖めます。
燃焼の過程で発生する排気ガスも熱とともに室内に排出されます。

一般的な住宅であれば、建物の隙間があるので排気ガスも知らぬ間に外の空気と入れ替わっていきます。

しかし、高気密住宅では隙間がなくうまく循環しないため一酸化炭素中毒の危険性が高まります😱

一酸化炭素は無味無臭の無色なので
もし濃度が高まっていても気づけないので超怖いですよね💦

結露も一酸化炭素中毒も十分な換気によって対策ができますが、
高気密住宅は隙間が少ないので換気が追い付かないケースが多いのです。

窓を開ければいいじゃん!と思うかもしれませんが
十分な換気となると1時間に何回か窓をあけなければなりません🥶
これでは部屋を暖めているのか地球を暖めているのか分かりませんよね!

温水式床暖房
 
温水式床暖房とはご想像通り「温水を床下に流す床暖房」です
お湯を一定温度で保ちながら循環させるため、
電気式と比べてランニングコストを抑えられます。

しかし、初期費用が掛かり、定期的なメンテナンスが必要というデメリットも、、、

エアコン

最もおすすめで実際の採用率も高いのはエアコンです。
高気密住宅が外気温の影響を受けにくいので省エネ運転で稼働させるだけで快適な室温になります。

エアコンの一番のデメリットは乾燥です。加湿器には大いに活躍してもらいましょう!

高気密住宅で石油ストーブを使うと壁内結露や一酸化炭素濃度上昇などのリスクがあります。

絶対に使ってはいけないということはないですが
使用する際は1時間に数回程度、窓を開けて換気するなどの対策が必要です!!

なので効率を考えるとあまりおすすめできないと言えます🙅‍♀️

ご家族が快適で健康に暮らせるよう高気密住宅に適した空調設備を選びましょう♪

ここまで高気密住宅と石油ストーブの関係について語ってきましたが
そもそもA-woodhomeの作る高性能住宅では石油ストーブを使う必要がありません!

何故?!って 

それは。。。。
石油ストーブを使わなきゃいけないほど部屋の中が冷えないからです👍

詳しくはホームページ内のSPEC(仕様・保証)で
A-woodhomeの『SW(スーパーウォール)の家』としてまとめてますので是非確認してみてください!!