これからの家づくりで知っておいて欲しいこと② ~選ぶべき建物と性能について~
こんにちは🐷A-woodhome(エーウッドホーム)の荒木です!
前回から私の投稿では『これからの家づくりで知っておいて欲しいこと』としまして、人生の中で大きくかかるお金、ライフサイクルコストについてお話ししてきました😊
前回は、教育にかかるお金、老後にかかるお金についてお話ししましたが、今回は最後の3つ目『住宅にかかるお金』について、ライフサイクルコストの観点からお話ししていこうと思います🏠
今回のお話は、これからの家づくりにおいて大事にすべきポイントについて解説していきますが、その前にまず皆様にはこの先よく出てくる言葉として『イニシャルコスト』と『ランニングコスト』、この2つの言葉の意味を覚えていただきたいと思います。
『イニシャルコスト』とは、初期費用、ここでは家を建てる際にかかる建築費用だと覚えてください。
そして、『ランニングコスト』というのが、建てた家に住み始めてからかかる費用、つまり光熱費や家にかかるメンテナンス費用のことだと思ってください。
結論から言いますと、これからの家づくりにおいてはこの『イニシャルコスト』、『ランニングコスト』この2つをなるべく抑えた家づくりをしていきましょう!というお話になります。
建物の形状とイニシャルコストの関係
まずはじめに、建物の形状とイニシャルコストの関係についてお話ししていきますが、下の画像をご覧ください👇👇
ここにはそれぞれ形状が異なる3種類の建物があります。前提としてこの3種類の建物はどれも床面積は同じです(緑色のマス)。ですが、屋根の面積(赤色のマス)の大きさや、建物を支える基礎の部分(青色のライン)の長さはそれぞれ違うことがわかります🧐
屋根の面積や基礎の長さが増えるということは、それに比例して建築にかかるコストも増えるということになります。つまり同じ床面積のこの3種類の建物の中では一番左の建物(シンプルな形の家)がイニシャルコストとしては一番抑えることができるということになります😁
また、屋根の面積や基礎の長さ等、建物自体の表面積の大きさは住みはじめた後のメンテナンス費用にも影響します💰
家を建てたあとにかかる費用『ランニングコスト』
続きまして、住み始めてからかかるお金『ランニングコスト』についてのお話しをしていきます😊
ここで最もお伝えしたいことが、家を建てる前にランニングコストについて目を向けておくこと、です!
これもイラストを使ってご説明していきます👇👇
ここに2つの氷山があります。それぞれの氷山を『一般的な住宅』、『高気密高断熱の住宅』とし、氷山の大きさが住宅にかかるお金の量だとします。氷山というのは一般的に水面から上しか見えないものです🤔
この水面から上で目に見える部分を建物の建築費用、つまり『イニシャルコスト』だとします。この目に見える部分を見比べたときに当然建物の性能として劣る『一般的な住宅』は『高気密高断熱の住宅』に比べて小さいものになります。
ですが、大事なのは水面から下の部分です🧐
この部分を、住みはじめてからかかる『ランニングコスト』だとしたときに、今度は逆に建物の性能として優れている『高気密高断熱の住宅』は『一般的な住宅』に比べて小さいものになります。
水面から上の目に見える部分(イニシャルコスト)と、目に見えない部分(ランニングコスト)を合わせたトータルコストで考えたときに『高気密高断熱の住宅』の方が結果的に小さな氷山でした、ということになります🤔
つまり、家づくりの段階で目に見えない部分、『ランニングコスト』についても考えていくことが非常に重要になってきます🏠🏠
では、家づくりの段階でランニングコストについて考えるというのは具体的にどのようなことに注意していくべきなのか、この次にお話ししていきます。
光熱費をシミュレーションする
ランニングコストのなかで大きな部分を占めるのが『光熱費』です💰
当然その家に住み続ける限り一生かかってくるお金になります。
実は、この『光熱費』は家を建てる前にシミュレーションすることができます😁
間取りや建物の仕様等が決まった時点でその家で1年間にかかるであろう光熱費を試算することが出来ます。ただ、注意して頂きたいのがこの光熱費シミュレーションは、全ての建築屋さんでやっているわけではないということです😬ですから、間取りの打合せを始める際に『光熱費のシミュレーションは出来ますか?』と是非確認してみてください!
現在、この光熱費については負担軽減措置として国からの補助金が投入されています。これは2024年10月までの補助とされており、その後続いていくかは現時点では未定です。この補助金が終わった場合、一般的な4人家族のご家庭で月数千円単位の光熱費の値上がりが予想されていますが、一方で燃料費や物価の高騰は治まる様子がありません😨
そのような情勢を踏まえると、この『光熱費』を抑えることができる家づくりというのがこれからの家づくりでは非常に重要なポイントになってきます💡💡
まとめ
前回から2回にわたって『ライフサイクルコスト』についてお話ししてきましたが、まとめると以下の通りです👇
◆教育費や老後にかかるお金について
・お子様に必要な教育費、養育費をシミュレーションする
・自分の理想とする老後に向けての資産形成を始める
・老後も安心して長く住み続けられる持ち家を持つ
◆これからの家づくりのポイント
・形状はシンプルかつコンパクト、高性能な家にする
・イニシャルコスト、ランニングコストともに抑えられる家づくり
以上がこれからの家づくりについて知っておいてほしいことのお話でした🏠
これから長く住みつづけることになるマイホーム。ご家族が充実した人生を送ることができるように、先を見据えた家づくりの為に参考になれば幸いです😊